お菓子を作る人は大きく3つに分けられる

と、3年くらい前から思っている。

今日はその独断と偏見にあふれた3分類を書いてみることにした。

3つの間の差はグラデーションであって、「①よりの②」「②と③の間」とかもあり得ると思う。異論反論いろいろあると思うが、これはあくまで私が勝手になんとなーく思っていたことに過ぎないので、そのくらいの気分で読んでいただければありがたい。また特定のタイプの人(たち)を馬鹿にするような気は全くない。

 

 

 

①とにかくおいしいお菓子をつくりたい人

カロリーや予算を気にせずに、食べたいもの、作りたいもの、贈りたいものを作る。

「はじめてのお菓子作り」とか、「お菓子作りの基本」みたいな本から入って、今は「あと一歩のコツ!」みたいな本を持っていて、なんかマニアックなお菓子(ビスコッティとかギモーヴとか中国菓子とか)のつくり方の本を図書館でめくりつつ、なんだかんだフィナンシェをもっと極めたいな、と思っている。

おいしさのためならカロリーなんて恐れないため、バターもグラニュー糖もガンガン使う。

むしろ「普段食べてる安いお菓子なんてマーガリンとショートニングばっかりなんだから、自分で作るお菓子くらいはおいしいものを食べたいじゃないか」と、わざわざ発酵バターを買ったりする。

材料が中途半端に余ることも怖くない(そのくらいの犠牲を惜しんでどうするのだ!という考え)ので、たまごの白身が余っても構わないし、何なら「黄身何グラム」とか指定されても構わない、むしろ燃える。

お菓子をプレゼントしたときのウケもよく、「お菓子作りが趣味」という人の正統派、ど真ん中って感じ。

ただし作る頻度は個人差が大きく、週に数回作るセミプロがいる一方、数カ月に1度、休日を潰して1日菓子を作っている人もいる。

後者の場合、特定の菓子を作るために買ったちょっとマイナーな製菓材料の賞味期限を切らせることが多い。

 

②そこそこおいしくて体にいいヘルシーなお菓子を作りたい人

多少味が劣ったり、見た目が悪くなってしまっても、せっかく手作りするからこそ、体にいい材料を使ってお菓子が作りたい、市販されているものよりカロリーも抑えたいと思っている。

バター、白砂糖、一般的な小麦粉、生クリームなどの使用を避ける。

油脂は質のいいグレープシードオイルやココナッツオイル、小麦粉は全粒粉、糖分はきび砂糖やメープルシロップなどを使いたいと考えている。

持っているお菓子作りの本は、多分表紙の背景が青とか黒系で、なんかおしゃれな感じ。

マクロビとかも好きだが、貫徹してるかというとそうでもなく、できる範囲で・・・くらいに考えている。

①と比べ、作ったはいいものの思ったのと味が違う、ということや失敗してしまうことも多いが、めげずに頑張っている。

プレゼントにつくると、同じような情報に敏感な一部の層からはウケがいいが、一般受けはイマイチ。本人たちもそれを自覚してるため、プレゼント用にはスタンダードなものを作ったりする。

せっかくヘルシーに作ったのに出来上がったものを1度に食べてしまって結局ヘルシーではなくなってしまうこともある。

 

③手軽に安くおいしいお菓子(おやつ)を作りたい人

お菓子作りに趣味と実益を求める。お菓子作りは好きだがそればかりに時間を割くわけにもいかず、家計も気になる主婦/主夫のイメージ。

家族のために作ることが多く、サンキュ や COOKPAD を愛用する。

材料は安く済ませたいので、バターよりも製菓用マーガリンやサラダオイルで作れるレシピの方がありがたい。

製菓にしか使わない材料が余ってしまっても困るので、板チョコや生クリームを使うなら1パック使い切れるようになってるといいのにな、と思っている。

たまごももちろん全卵で使いたい。

ホットケーキミックスを使うかは結構分かれる。(気軽さ優先なら使うが、安さ優先なら使わない…)

得意なおかしは、シフォンケーキ、バナナケーキ、アップル・クランブル、プリン。

作る頻度は比較的高く、普段の家事の延長線上にお菓子作りがある感じ。

 

 

 

いかがだっただろうか。

ちなみに私は③から入って、②に移り、めんどくさくなって最近はとんと作っていない。